ゆずすけには3つのこだわりがあります。「地域へのこだわり」「安心・安全へのこだわり」そして「美味しいことへのこだわり」です。
当社は長野県下伊那郡天龍村という小さな小さな山村において事業活動しています。
この村は2021年現在、人口1200人のうち700人以上の人生の先輩(65歳を超えた)皆さんが、幸せに暮らし続けられる村です。
この小さな村で生まれた私たちの会社は、背伸びをせずにじっくりと一歩ずつ前に進むことを目標に、原料を作ってくださる農家さんや召し上がっていただくお客様、そしてここで働く社員全員が、少しでも笑顔になれることを当社の事業目的としています。
当社の製造するゆずやお茶加工品の原料は、すべてこの天龍村及びその隣接する阿南町・泰阜村・飯田市南信濃で生産されたものです。半径約15kmの円内、それが私たちの立つ場所です。原料を提供していただけるすべての生産者の皆さんが私たちの財産です。
私たちは、この地域がこの数十年の間に急激な過疎化・少子化の波にのまれていくことを経験しました。
今後もさらに津波のように打ち寄せてくることでしょう。しかし、私たちはそこに暮らしている以上自立した社会の一員として、自分たちの経済を持続させることを工夫していかなければなりません。
そのためにも、私たちはこの地でできることを一つずつ、積み上げていこうと考えます。
私たちが製造販売するゆずやお茶は、深い渓谷に点在する自家用の小さな畑から、地元の皆さんが収穫し、直接当社の工場に搬入いただくものです。
農家さんたちが自家消費する物と同じもののおすそわけをいただくのです。
農家さんたちは自分で口にするものは、殆ど病虫害の防除や過剰な化成肥料の施肥はしないものです。
大量生産のための作付けをしているわけではなく、このような余ったものを集める生産方法は、原価計算すればかなり高額になってしまいます。
しかし私たちは、利益追及だけのために廉価な原料を他所から持ち込めば良いとは考えていません。
食の安全を大事にするために、農薬や化学肥料の怖さを私たちはもっと真剣に学び考えていきたいと思います。
まずはお客様に「安全で美味しい」ことをお届けし、農家さんには「お客様の笑顔と生きがい」をお届けできるよう、安全品質の確保にこだわっています。
私たちが自分や家族に食べさせたいものは、自然の中で太陽の光を浴び健やかに育った安心できるものです。
できるだけ体に負担・ストレスのかからない優しいものを食卓に載せていきたいものです。
自然の中に存在しない物質の過剰な添加は不必要です。
この豊かな自然が与えてくれた産物の本来の美味しさを出来るだけ大切に、壊さないようにお届けすることを心掛けています。
本当の美味しさを追求し、お客様に美味しさをお伝えすることにこだわり続けたいと考えます。